ambie sound earcuffsは耳を塞がずに「ながら」で音楽を楽しめるイヤフォンというコンセプトのやつです。
(追記: 2018/05/25 気づいたらワイヤレス版も出てて、イヤーピースも改善されているっぽい)
前々からヘッドフォンをガッツリ着けて音楽を聞くというのがあんまり得意じゃなくて、それよりはちょっと賑やかめなカフェの雑踏とかの中の方が落ち着くという感じで、オフィスでもあんまりヘッドフォンをしてなかった。でも、ヘッドフォン付ける時間があまりないと新しく出たアルバムを聞く機会とかなかなかなくて詰んでしまったりするので、なんとかしたいと思ってた。あと、これと似た話で、家でテレビを「ながら見」するのは良くするけど、集中してアニメを観るみたいなのが億劫で最近あんまり観れてないというのがあり、その辺も解決したいと思っていた。
最近は骨伝導のイヤフォンというのも見ていて良さそうだと思っていたけど、やはり音漏れが多いということで敬遠していたところ、2月9日にWebに記事が出て、耳を塞がずにながらで音楽を流して、そのまま会話とかも出来るというので、ドンピシャじゃんと大喜びした。
- 動画:耳ふさがない「ながらリスニング」イヤホン ambie sound earcuffsインプレ。音楽定額時代の没入しない聴き方 - Engadget 日本版
- 耳を塞がない、新感覚“ながら聴き”イヤフォン。ソニー音響技術活用のイヤカフ型 - AV Watch
- 耳の穴をふさがない新イヤフォン「ambie」は音漏れしないのか? 実際に使ってみた - ITmedia NEWS
大喜びついでにウェブサイトを見ていると取扱店舗の中に「ロンハーマン京都店」というBALにあるセレクトショップがあったので、このニュースが出た翌日10日の金曜日に戦々恐々としながらBALに向かいました。
ロンハーマン京都はBALのエレベーターまたはエスカレーターで行くと一度外っぽいとこを迂回して入る感じになっていてオシャレ。挙動不審になりながら店内を物色するとあるレジの下部分のディスプレイにambieがあったので、勇気を振り絞って店員さんに話しかけたところ、発売は翌日からで、今は展示しているだけなのだと教えてくれた。「そうなんですね〜」とか言ってると、展示用のやつ試してもらうのは大丈夫ですよとのことだったので、実際に着けさせてもらった。
着けるのがとにかくムズくて、不明なので店員さんに装着してもらう。その状態で音楽を流しながら説明を聞いていた。音楽が流れているけど、自分にしか聞こえなくて、且つ相手と会話できるというのは結構不思議な感覚だった。
店の奥からバリエーションを見せてもらって、明日また来ますと言って退散。ちょくちょく問い合わせ来てるんで早めが良いかもという情報を聞いた。
そういえば、今日意気揚々とロンハーマンにambieを買いに行ったら、明日発売だということで展示用のやつを試用させてもらったのだけど、自力で着けるにはちょっと慣れがいるかも耳たぶのちょい上くらいを挟む。音漏れはほぼなくて、着けたまま会話もしてみたが、快適に使えて良かった
— マジカルペンネくん🍝 (@pastak) 2017年2月10日
ちょくちょく問い合わせあるらしくて、明日の発売後に早めに買いに来てくれって言われた
— マジカルペンネくん🍝 (@pastak) 2017年2月10日
翌日、ロンハーマンは11時からなので、それに合わせて行こうと思ったが、早起きに失敗して、14時くらいに着いた。
店に入ると前日に色々対応してくれた店員さんと遭遇して、速やかに案内してくれた。どうやら、朝からそれなりに人が来ていて、大体は前日に店に来ていた人々だったらしいけど、それで白が売り切れていたので、水色を購入した。
開封の儀
ロンハーマンの袋から
箱を取り出して
開けた様子
本体の内箱の下に左右1つずつの先端部分の予備と取説。
本体の内箱はambieの文字のやつがベリッと取れるので、それを外すと簡単に本体が取り出せます。
ポイントが分からないので、鏡を見ながら着けてみた様子。
耳を塞がないイヤホン、ambie買ったので着けてみました pic.twitter.com/5npGryI3NS
— マジカルペンネくん🍝 (@pastak) 2017年2月11日
オレンジの穴から音が出るので、それが耳の穴に向くような感じで着ける。何回かやってくると音の聞こえ具合とかで角度調整できるようになってくる。
使用感について
音漏れについては、耳から外して30cmほど離すと聞こえないくらい。着けたまま会話したりしてみたけど、普通に向かい合って話すくらいだと相手には全然聞こえない。ただ、電車とかバスとかだと隣に座った人にはちょっと聞こえるかもぐらい。爆音で流したらもう少し漏れそうだけど、爆音で聞くとなんでも音漏れしそう。
音質はそんなに良くない。低音はほぼ消滅。高音もシャリシャリした感じになる。例えば作業中にアニソンを聞いて口ずさむ勢いで高まりたいとか、EDMの低音を楽しみたい人は諦めてヘッドフォンしましょう。アニソンはそこそこの音量にしないとボーカル聞こえない感じだった。なんか聞こえるか聞こえないかというと聞こえるというぐらいの感じで音楽の雰囲気を楽しむという感じ。ラーメン屋とか居酒屋のBGMみたいな意識したらなんの曲か分かるとかそういう具合の雰囲気。
音量に関してなのですが、周囲の音が聞こえないくらいの音量にするんだったら素直にヘッドフォンとかイヤホン使った方が良さそう。爆音にすると周りの音が聞こえなくて、あんまりこれ使わずにヘッドフォンで良いじゃんってなった。音質の話もそうだけど、基本的にはどこかのBGM程度という感じにしておくのが良さそう。Podcastとかだともう少し違う感じで聴けるかもしれないので、今度やってみます。
あと、イヤホンやヘッドホンと違って自然と外の音も聞こえるのだけど、ケーブルで繋がっているので、立ち上がって移動する場合とかに、スマホやミュージックプレイヤーを使っていたら、ポケットに入れれば良いけど、Macで聞いてたりすると取り外さないといけなくて、面倒なので、Bluetooth受信機を買って装着するというスタイルにしてみた。取り外しは極力減らしたい。なぜなら着けるのが面倒だから。
5m〜10mくらいだったら離れても大丈夫だったので、これでコード書いてて、声掛けられたり、ミーティングに移動するみたいなときにヘッドホンを外すみたいなのをせずにシームレスに移行できて良かったので、こういう感じのものを買ってオフィスに置いておいて繋ぐとかすると楽かもと思いました。
付け外ししなくて良くなるととにかくずっと自然に音楽が鳴っているという状況。今日オフィスで使ってみたけど、ミーティングの会話とか相談とかも普通に聞こえて、自分だけBGMとして水曜日のカンパネラが鳴っていて良かった。
あと、これマイクも付いているので、イベントスタッフとかのときにLINEやSlackとかで通話しながら、周りの状況を把握するというのが出来そうなのが地味に便利かもと思った。通知音とかが聞こえるように片耳イヤホンとかするけど、これだと極力自然な感じになる。マイク、実際にSlack call使ったミーティングで試してみたけど、普通に使える感じっぽくて良かった。
まとめ
しっかり音楽を流したいとか周囲をシャットアウトしたい場合だと向かないけど、とにかく意識の端で音を鳴らしておきたいとか、無音よりは音が鳴っててほしいとかそういう人には良いと思った。僕はそういう人なのでかなり気に入ってる。
まだうまく着けられないので、何故か耳の挟んだところが痛いので、着け方を改善した方が良さそう。