ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

YAPC::Hiroshima 2024でコアスタッフをやってオリジナルビールを振る舞ったりしました / ハレの場としてのYAPCについて

YAPC::Hiroshima 2024のコアスタッフをやってきました。

今回は史上最大のYAPC::Japanとして400人以上の参加者の皆さんが来場してくださったということで、改めてスポンサーの各社や参加者の皆さんに感謝しています。ありがとうございます!感想もたくさん読めて嬉しいです。

懇親会や色んな日の二次会や三次会で多くの人と話が出来て良かったです。やっぱりYAPCは色々な人がいて、PerlやWebやそれ以外のことについてずっと話していられるのが最高ですね。僕はyusukebeさんにISUCONに出てhonoで勝ってくれみたいなことを言ってました。広い会場に溢れんばかりの沢山の人に来ていただいて、多くの人に会えた反面、Xを見て「あれ?この人会場に居たの?」と思った人も沢山いたので、話しきれなかった感はありますが…次回のYAPCでまたリベンジしたいですね。

さて、今回の僕のコアスタッフとしての役割は大きく2つで

  • 前夜祭担当
  • オリジナルビール

でした。前夜祭担当は去年のYAPC::Kyoto 2023で前日祭を仕切っていた流れで今回も担当することに。オリジナルビールはいつかやりたいと思っていたので、キックオフの頃にあったYAPCでやりたい夢の企画を書くところに書いておいたら出来ることになった。わいわい。

前夜祭の企画枠は当初は別の企画を最初は考えていたのだけど、YAPCの公式ブログにも書いた通りキャパなどを考慮して企画を変えました。実は当初の企画の準備が大変な割にどれくらい盛り上がるかは未知数というかなり攻めて感じのアイデアだったというのもありますが…(なにかの機会があったら供養はしたい)

そこで考えたのが「番宣リレー」だったのですが、最初の方で良い流れが出来たので、あとは皆さんにお任せして僕も軽食を食べたりしていました。好評だったようで良かったです。

前夜祭は「祭」って付いてるのに、本編と特に変わらずみんなが椅子に座ってステージを見ているのって味気無いと思っているので、今回はそれをノイジーに感じたというフィードバックが既にあったことは承知していますが、ステージを注視する以外にも会話したりしてても良い前夜祭というのが個人的なテーマでした。この辺は空間を区切るとかもあるけど、逆にステージ無くて雑多な感じをさらに増させるという手もありそうと思ってますが、次回また機会があればまた「祭」については考えようと思います。

本編ではメインホールであった「厳島」会場の部屋リーダーとして、進行管理や司会などをしていました。普段は司会をしていてもこっそり別の部屋の様子を観に行ったりすることもあるんですが、今回は他の部屋の様子はおろか、他の部屋の中の構造なども何も知らないまま会期が終わりました。そういうこともある…

メインホールを担当させてもらったことで、多くのゲストスピーカーの方などと登壇の前後に会話が出来たりしてこういうのは特権ですね。ありがとうございました。参加者の方からも「YAPCの司会が板について来ましたね」だったりお褒めの言葉を頂いて嬉しかったです。スタッフで司会をやるのは登壇以外で舞台に上がる数少ないチャンスで、それで目立ちすぎるのは良くないと思いますが、せっかくなので司会もコンテンツの1つとして楽しんでもらえればと思っています(ので、ちょっと舞台上ではしゃいでみたりしているのは大目に見てくださいという……)。

懇親会のオリジナルビールは広島のSession's Breweryさんに醸造を依頼して提供を行いました。Session's Breweryさんのレギュラー商品である「広島レモンエール」と「ブルーノ IPA」の良いトコ取りを目指すというちょっとした無茶をお願いしつつ、個人的にはレモンというか柑橘の皮の苦味がしっかりビールに感じられるのが好きなので、それがホップに負けて曖昧にならないようにかなりの量のレモンを入れて頂いたと聞いています。

YAPC::Hiroshima::2024::IPA::Lemonのラベル

会場でも皆さんに楽しんで頂けたようで、300本以上用意していたんですが懇親会が終わる頃には全て無くなっていました。前夜祭よりも本編よりも何よりもこのビールを喜んでもらえるかどうかが一番緊張していたので、皆さんの感想を聞いて一安心しました。お披露目の前にやった寸劇のことは忘れてください。

会場でも色んな感想を聞かせてもらいましたが、是非Session's Breweryさんに改めて感想をお伝えしたいと思ってますので、Xで感想をお寄せいただけると嬉しいです。まとめてSession's Breweryさんにお伝えしようと思っています。

あとこれは僕の中にあった裏テーマで他のカンファレンスの良いところをちゃんとYAPCにも輸入したいと思っていて、その第一弾として提案したのが「アフターイベントスポンサー」でした。これはRubyKaigiの会期中に連日開催されるスポンサーによるBeer BashやMeetupなどをすごく良いと思っていて、そういった文化を輸入しようとして提案したものでした。実際、YAPC::Hiroshima 2024でアフターイベントスポンサーを利用して開催されたイベントはYAYAPCを除くと全て飲み会で、それらのホストはRubyKaigiで同様の取り組みをやっている企業の皆さんだったので、「完全に"理解ってる"じゃん!」って思いました。次回も設定はしたいと個人的に強く思ってるので、是非YAPCで初チャレンジする企業さんにも出てきてもらいたいですね。素敵な場を作って下さった各社の関係者の皆さんにお礼を申し上げます。

YAYAPCもそういう意味ではアフターイベントとして翌日に参加者たちでよりディープなインディーズイベントをやるという雰囲気で非常に楽しかったです。内容については割愛しますが、これこそオフラインという感じでした。そのあとの飲み会では初めに入った店にまさか6時間以上いると思いませんでしたが、久しぶりな人や初めての人としっかり対面で話しまくれて良かったです。本編の翌日にこれをやるkobakenさんはスゴい。

今回のYAPCは企画者の一旦を担っていたことを抜きにしても、かなり「古き良きYAPC」と「今のYAPC」を上手く融合させられたのではないかと思っています。その結果だと信じていますが、皆さんの"次のYAPC"への期待が本編終了後に高まっているのも感じました。多くの人に「次のYAPCではXXをして欲しい」「XXXのような登壇者を増やして欲しい」「過去のXXXXを復活させて欲しい」など色んな意見を個人的にもぶつけてもらいました。それらを受け止めた上で個人の考えとして少し思ったのは、「みんな、YAPCに任せすぎでは?」ってことです。

YAPCは僕も含めて多くの人に取って「ハレの日」であると思います。日本中または世界から人々が集まり、Perlや技術や色んな話を共有し、新たな仲間を作る、そんな場であると思います。勿論、僕もこれからもこの特別なハレであるYAPCを支えていきたいと思っています。一方で、「ハレ」があるためには「ケ」がしっかりあることが重要であると思います。僕自身もKyotoJSを主宰したりしているので、コロナ禍を超えて地場のコミュニティを維持することの大変さは痛感しています。ですが、今こうしてYAPCも過去最大規模で開催でき、他のカンファレンスも立ち上がり、企業主催のオフラインイベントも日々開催されている環境になり、小規模なコミュニティをまたやれるタイミングになってきていると思います。是非、今回のYAPCで感じたことやこういう場所があれば良いな、こういう人に登壇して欲しいなどあったら、小規模なそれを実現するコミュニティを作ることにトライして欲しいとも思います。皆さんも御存知の通りYAPCは現状1日開催で使える時間も限られていますし、登壇の倍率もそこそこ高いです。そういった場所にいきなり飛び込む前にまずは小規模なコミュニティで(言葉を選ばずに言うと)登壇して目立つ、この人はこういう人だという期待を広める、そういった活動が日々あることで、YAPCとしてそういった人々への場を提供するハードルが下がるかもしれませんし、もしかするとその場が上手くいけばYAPCである必要すら不要になると思います。そういった「ケ」の場、日常的な皆さんのコミュニティ活動があるからこそ「ハレ」としてのYAPCYAPCとしてやっていけるのではないか、個人的にはそういう風に思っています。実際、今回の広島開催は広島で日々コミュニティ活動を続けている方々の横の繋がりやそういった人々の熱意によって実現できたものだと思っています。

例えばYAPCで「若者のLT大会」を枠として提供することもスポンサーなり企画なりで可能だとは思いますが、それよりは地場でそういった場を作って研鑽してもらって、その集大成じゃないですけど、そういったところで鍛えたLT力(ちから)をYAPCで発揮してもらう方が正攻法でかっこいいと思いますし、コミュニティとしての裾野も広がっていくのかなと思います。

あとは是非YAPCにやって欲しいこと足りないと思っていることを是非色々な形で提案・支援してください。コアスタッフとして関わる際に出来る限り皆さんが快適に過ごせるように色々なことに思慮は巡らせますが、抜けがあったり、お金の問題で実現できず、皆さんに不便をかけてしまうことがあります。

運営になりきって「これあったら便利じゃない?」でも良いですし、「これやったら参加者を喜ばせられるのでは」みたいなアイデアがあれば是非「カスタムスポンサー」としてお待ちしていますので、是非ご提案ください。場合によっては費用だけではなくマンパワーもお願いするかもしれませんが、一緒にYAPCを良くするために可能な限りの協力・調整・支援が出来ると思いますし、またそういうアイデアで一歩進んだスポンサーやYAPCへの貢献ということについてもご検討いただけると嬉しいです。

YAYAPCでkobakenさんも言ってましたが、参加者の皆さんがただのお客さんになってしまって要求だけが過剰になっていくと場としての維持が難しくなっていくかなと思います。参加者も運営もスポンサーもみんなでYAPCを作り上げる仲間なのだという感じでこれからも一緒に盛り上げていければと思っています。

最後はちょっと偉そうなお願いみたいになってしまいましたが、これらは特にJPAの人々や今回の実行委員会のメンバーとは無関係の個人の思いとして、そういうことが出来れば良いなということを書いてみました。

でも、これくらい"次のYAPC"もより良くしたい、コミュニティとして、ハレの場としてさらに素晴らしい場所にしたいという思いをより一層強くしましたし、まだ何も決まってないそうで、まだ何も頼まれてませんが、次がある場合はそう出来るように取り組みたいと強く思ったYAPCになりました。

重ねて、参加者のみなさん、登壇者の皆さん、スポンサー各社の皆さんありがとうございました。そして、僕のコアスタッフ活動を支え、交通費と宿泊費を出してくれた所属先である株式会社Helpfeel *1に感謝を。

トークは「厳島」のは若干見れたのですが、あまりちゃんと見れてないので、これからアーカイブを堪能しようと思います!!!

*1:株式会社Helpfeelでは積極的にエンジニアを採用しています!!!詳しくは https://corp.helpfeel.com/ja/recruit を御覧ください!!!!!!