ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

#RubyMusicMixin2023 でDJをしました。今年のセットリストの狙いなど。

RubyKaigi 2023の感想は今認め中なので、もうちょっとで出します…

先に今年もpixivさん主催のRubyKaigi 2023併催イベント RubyMusicMixin 2023 でDJとして出演しました。

会場で一緒に踊ってくれたNiceなRubyistの皆さん、DJの皆さん、主催のpixivの皆さんありがとうございました。あと、会場で多くの皆さんにビールを奢って頂いたと記憶しています。ありがとうございました。皆さんの楽しい時間の一部になれていれば嬉しいです。

昨年に引き続きの出演ということで、去年のRubyMusicMixin 2022で覚えていてくださった方から会場で「今年も音頭ですか?」「去年の音頭参加し損ねて悔しかったです」「今年はどんなのやるんですか?」などなど色んなお声掛けを頂きました。まぁ後述する仕組みのために「今年は音頭ではないんですが、まぁちょっと一応仕込んではいます」などと答えつつ他のRubyに関する話なども出来ました。登壇などをRubyKaigiではまだやってないので、こういう感じで声掛けられることって今までなかったので、スゴい嬉しかったですし、改めてこういう機会を作って下さったpixivの皆さんのおかげで、本当に感謝しています。

というわけで、ここからはセットリストの話を書いていこうと思います。会場でもこういうのってどうやって思いつくんですか?と聞かれたので、少し種明かしというか経緯を書いてみます。

今年のセットリストのテーマは「一曲入魂」

今年は応募時に

今年のテーマは「一曲入魂」でいこうかと考えています

とpixivさんにお伝えしていました。その結果のセットリストがこちら。

そうです。日本では郷ひろみの「アーチーチーアーチー」の歌詞でおなじみの「GOLDFINGER'99」としてカバーされて有名な「Livin' la vida loca」のみで40分を構成してみました。mimoさんには英訳を「One beat...? One Music...? One Track...? One Tune...?」と悩ませてしまったようですが、提示して頂いた「One Tune」がまさにだなと思ったので、そのままお願いしました。

「一曲入魂」に設定した理由

去年のRubyMusicMixin 2022では「This is Japanese Dance Music」というテーマを設定して、全ての曲を「音頭・盆踊り」アレンジされた曲のみで構成しました。

全てを同じアレンジという縛りでやったので、次回があれば次は全て違うアレンジの同じ曲をやろうというのはこの直後くらいの段階でほぼ決めていました。

会場で出番後に「次はマイアヒでやって欲しいです」と言われたんですが、実はそもそもこの同じ曲で繋ぐというのはMusic Unity 2020ピアノ男さんが「恋のマイアヒ」セットでやられているのを見て、「一度はこういうのをやってみたいな〜」と思っていたのを今回実現したという形でした。なので、「恋のマイアヒ」でやると流石に二番煎じすぎるので、どの曲でやるかを考える必要がありました。

ちなみにピアノ男さんのマイヤヒMEGAMIX最高なので聞きましょう。

「Livin' la Vida Loca」に決めるまで

テーマは決まっていたんですが、曲を決めるのは結構難産でした。RubyKaigiに参加しない友だちと飲みに行ったときなどに「なんかめっちゃカバーされている曲って何が思い浮かぶ?」って聞いて回って候補を集めていたり、Chat GPTに世界中でカバーされている曲を訊いたりしていました。ちなみに、Chat GPTは世界で一番カバーされているのはビートルズやジョンレノンだと教えてくれたりしました。

そんなこんなで候補としてはこういう感じでした。

贈る言葉」や「はじめてのチュウ」はカバーはそれなりにされているのですが、知名度が国内に収まっていて、せっかくフルパッケージ開催のRubyKaigiで海外からのゲストも来るだろうところに、ローカルな曲のアレンジだけを40分聞かされるのは辛かろう(というか去年盆踊りをやったところまぁまぁ困惑していたらしいという反省もあり)ということで予選落ちに。「はじめてのチュウ」はハイスタの「MY FIRST KISS」もあって良いかなとは少し思ったけど、キテレツ大百科ってそんなに有名じゃないよなというので復活までには至らなかった。

そうすれば、「カントリーロード」は原曲(ジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」)も海外で知られていて、日本では勿論ジブリの「耳をすませば」でよく知られていて良さそうと考えていた。ジブリリミックスCDを集めればバージョンが集まるし…あとは僕が好きなバンドであるところのGOING STEADYの「赤とんぼ」もこの曲をそのまま使っているので、ワンチャンでゴイステもいけるなと考えていた。一方で気になりどころとしては、いくらDAISHI DANCEなどのアレンジがあるといえども若干チルいのではないかということがあった。

もう少しなんかいける曲はないのはないかと思い、日々頭を捻りまくっていました。あるとき検索しているとChakuwikiの「カバー曲のほうが有名な曲/海外」というページを発見しました。

ここを眺めていて、「GOLDFINGER '99(郷ひろみ)」の表記を見た瞬間に「あ、これだ〜〜!」ってなりました。この元の曲であるリッキーマーティンの「Livin' la vida loca」は海外でも非常にカバーされているので、これなら多くのレパートリーがあり、且つ国内外の人を選ばずに知られているのではないかということで、「Livin' la vida loca」に決めました。この曲、海外ではめっちゃカバーされているんですが、日本国内では郷ひろみの「GOLDFINGER '99」であるという印象が強すぎるのかあまりカバーがないので、日本語を諦めることが出来たのも大きかったです。

あとはここまで来たらとにかく聞きまくってCDや音源を集めるだけです。

Apple Musicの曲検索はトップ100件までしか出てこないのですが、今回Deezerを無料トライアルしたりしたところ、配信されているものだけで、約250件のLivin' la vida locaがあることが分かりました。というわけで、これをGWは聞きまくりました。流石にフル尺では聞けないので、イントロとサビを次々と聞いて選別しました。また、いくつかのカバー一覧サイトなども利用して、大体300バージョンくらいのLivin' la vida locaを聞きました。

ものによっては配信が無く、日本国内ではCDの入手が難しい音源などもあったので、そういったものを省きつつ選んだのが今回のセットリストです。「Livin’ La Vida Mickey」は配信販売はおま国だったのですが、メルカリで安く手に入ったので助かりました。シュレック2のサントラも同様にメルカリで入手しました。郷ひろみブックオフで買った方が安いので、他のCDなどと合わせてディグりに行きました。普段はSoundCloudの無料DLの曲は使わないのですが、Favulousのアレンジが非常に良かったので、今回はこのポリシーを破ってかけることにしました。

これらをGWに聞きまくっていたので気が狂いそうでしたが、無事皆さんにも届いたようで何よりです。

今回使用した曲の一部はApple Musicなどで聞くことが出来ます。一応自分用にプレイリストを作ったので皆さんにも共有しておきます。

ちなみに一番の個人的なお気に入りはHot DadのLivin' la vida locaです。MVも最高。

Trace Repeatも良かったなぁ〜。

使わなかったバージョンで面白かったのだと、赤ちゃんをあやす用もあった。

色んなLivin' la vida locaを聞いたので、こういう感じでレコメンドも出来ます。ちなみにこれも本番では使わなかったバージョンですね。

では、また来年のRubyMusicMixinに採択された際はよろしくおねがいします。