ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

今週末に #pastak生誕祭 が渋谷で開催されます!!みんな来てくれ!!!!

昨年は30歳になるということで京都で何も知らされないまま全てが実施されて最高の誕生日を過ごせました。

今年は初心に戻って、いつも通り渋谷でパーティやりますので、皆さんお誘い合わせの上お越しください。僕の方では特に企画とかはなく、皆さんとお喋り出来ればと思っています。チェキくらいは持って行こうと思ってます。

場所はいつもの渋谷White Space Labさんです。

時間は17時からで23時までですが、僕は渋谷に宿を取りましたので、やる気がある人達で2次会にも行きたいと思っています。よろしくお願いします。

DJは id:moznionid:polamjagid:stefafafan 辺りがやってくれます。詳細は公式サイトを御覧ください。

というわけで皆さん日曜日は渋谷で会いましょう〜〜。

誕生日プレゼントは飛行機で持って帰れるサイズでお願いします。

なんらかの10周年を祝うときのために探した曲

「10周年」を祝うためのサプライズの用意があり、それに併せて「10周年」という歌詞を含む曲を探したのでメモしておきます。

Anniversary Song ~10th~ by ORANGE RANGE

「10周年 10周年 オレンジレンジは10周年」というパートの「10周年 10周年」の部分をループさせると良い感じに手拍子とか乗せられて良かったです。

Anniversary Song - 10th -

Anniversary Song - 10th -

電気グルーヴ10周年の歌 2019 by 電気グルーヴ

「10周年」と言えば一番最初に浮かんだのはこれ。「電気グルーヴ10周年」の後の歌詞、「チェブラーシカは9周年」だと思ってたけど、歌詞をちゃんと今回確認したところ、「チェブラー鹿は九州弁」ということを知ったのが衝撃でした。

めでてえな? (バンド再結成10周年の歌) by 筋肉少女帯

筋肉少女帯の再結成10周年記念のアルバムに入ってる曲です。そのアルバム「再結成10周年パーフェクトベスト」は一部の曲しか配信されてませんが、この曲は配信対象です。良かったですね。

#DOMDOMトークス #1 を開催して、登壇しました

JSConf.jp 2023でcanalunさんのトークに感銘を受け、懇親会で id:mizdra と共に「DOMのイベントやろうよ」と盛り上がり、先日本当にDOMにフォーカスしたイベント、「DOMDOMトークス #1」を開催しました。

開催しましたと言いつつも、全体の雰囲気とかconnpassとかはcanalunさんが、会場の調整は mizdra くんがやってくれたので、僕はちょいちょい口出しをするくらいで、あとは当日の配置とかの調整をやるだけという感じでした。

トークとしてはWebページの全体をスクリーンショットする際に要素をどのように調整したり、DOMイベントなどをどのように無効化したりすると良いかという話をしようとしたんですが、スライドを作っているうちにどんどんDOMから離れて行って、気付いたらChromeのDevtoolsの話をしていました。

一方でトーク自体は楽しんでもらえたようで良かったです。主催3人は自分たちで開催しておきながら、一様にDOMのトークってなんだって感じで若干迷走気味だったのですが、ゲストスピーカーの皆さんはしっかりとDOMの話をしてくださって、総じてDOMという感じになったのではないでしょうか。

「DOMから生まれたAOM太郎」は最高でしたね。

Xのハッシュタグも盛り上がっていましたし、懇親会でもDOMやブラウザのレンダリングやらについてあれこれと話しが出来て楽しかったです。

懇親会などでは、「次回あったら話したいです」というお声ももらったので、また秋くらいに開催できると良いかなと思っています。2ヶ月後とかにやってくれという声もあったのですが、そんなペースでやると大変なので、各位DOM力を蓄えておいてください。

PR: 今回のイベントの参加に際し、交通費と宿泊費を出してくれた所属先である株式会社Helpfeelでは、積極的にエンジニアを採用しています!!!詳しくは https://corp.helpfeel.com/ja/recruit を御覧ください!!!!!!

YAPC::Hiroshima 2024でコアスタッフをやってオリジナルビールを振る舞ったりしました / ハレの場としてのYAPCについて

YAPC::Hiroshima 2024のコアスタッフをやってきました。

今回は史上最大のYAPC::Japanとして400人以上の参加者の皆さんが来場してくださったということで、改めてスポンサーの各社や参加者の皆さんに感謝しています。ありがとうございます!感想もたくさん読めて嬉しいです。

懇親会や色んな日の二次会や三次会で多くの人と話が出来て良かったです。やっぱりYAPCは色々な人がいて、PerlやWebやそれ以外のことについてずっと話していられるのが最高ですね。僕はyusukebeさんにISUCONに出てhonoで勝ってくれみたいなことを言ってました。広い会場に溢れんばかりの沢山の人に来ていただいて、多くの人に会えた反面、Xを見て「あれ?この人会場に居たの?」と思った人も沢山いたので、話しきれなかった感はありますが…次回のYAPCでまたリベンジしたいですね。

さて、今回の僕のコアスタッフとしての役割は大きく2つで

  • 前夜祭担当
  • オリジナルビール

でした。前夜祭担当は去年のYAPC::Kyoto 2023で前日祭を仕切っていた流れで今回も担当することに。オリジナルビールはいつかやりたいと思っていたので、キックオフの頃にあったYAPCでやりたい夢の企画を書くところに書いておいたら出来ることになった。わいわい。

前夜祭の企画枠は当初は別の企画を最初は考えていたのだけど、YAPCの公式ブログにも書いた通りキャパなどを考慮して企画を変えました。実は当初の企画の準備が大変な割にどれくらい盛り上がるかは未知数というかなり攻めて感じのアイデアだったというのもありますが…(なにかの機会があったら供養はしたい)

そこで考えたのが「番宣リレー」だったのですが、最初の方で良い流れが出来たので、あとは皆さんにお任せして僕も軽食を食べたりしていました。好評だったようで良かったです。

前夜祭は「祭」って付いてるのに、本編と特に変わらずみんなが椅子に座ってステージを見ているのって味気無いと思っているので、今回はそれをノイジーに感じたというフィードバックが既にあったことは承知していますが、ステージを注視する以外にも会話したりしてても良い前夜祭というのが個人的なテーマでした。この辺は空間を区切るとかもあるけど、逆にステージ無くて雑多な感じをさらに増させるという手もありそうと思ってますが、次回また機会があればまた「祭」については考えようと思います。

本編ではメインホールであった「厳島」会場の部屋リーダーとして、進行管理や司会などをしていました。普段は司会をしていてもこっそり別の部屋の様子を観に行ったりすることもあるんですが、今回は他の部屋の様子はおろか、他の部屋の中の構造なども何も知らないまま会期が終わりました。そういうこともある…

メインホールを担当させてもらったことで、多くのゲストスピーカーの方などと登壇の前後に会話が出来たりしてこういうのは特権ですね。ありがとうございました。参加者の方からも「YAPCの司会が板について来ましたね」だったりお褒めの言葉を頂いて嬉しかったです。スタッフで司会をやるのは登壇以外で舞台に上がる数少ないチャンスで、それで目立ちすぎるのは良くないと思いますが、せっかくなので司会もコンテンツの1つとして楽しんでもらえればと思っています(ので、ちょっと舞台上ではしゃいでみたりしているのは大目に見てくださいという……)。

懇親会のオリジナルビールは広島のSession's Breweryさんに醸造を依頼して提供を行いました。Session's Breweryさんのレギュラー商品である「広島レモンエール」と「ブルーノ IPA」の良いトコ取りを目指すというちょっとした無茶をお願いしつつ、個人的にはレモンというか柑橘の皮の苦味がしっかりビールに感じられるのが好きなので、それがホップに負けて曖昧にならないようにかなりの量のレモンを入れて頂いたと聞いています。

YAPC::Hiroshima::2024::IPA::Lemonのラベル

会場でも皆さんに楽しんで頂けたようで、300本以上用意していたんですが懇親会が終わる頃には全て無くなっていました。前夜祭よりも本編よりも何よりもこのビールを喜んでもらえるかどうかが一番緊張していたので、皆さんの感想を聞いて一安心しました。お披露目の前にやった寸劇のことは忘れてください。

会場でも色んな感想を聞かせてもらいましたが、是非Session's Breweryさんに改めて感想をお伝えしたいと思ってますので、Xで感想をお寄せいただけると嬉しいです。まとめてSession's Breweryさんにお伝えしようと思っています。

あとこれは僕の中にあった裏テーマで他のカンファレンスの良いところをちゃんとYAPCにも輸入したいと思っていて、その第一弾として提案したのが「アフターイベントスポンサー」でした。これはRubyKaigiの会期中に連日開催されるスポンサーによるBeer BashやMeetupなどをすごく良いと思っていて、そういった文化を輸入しようとして提案したものでした。実際、YAPC::Hiroshima 2024でアフターイベントスポンサーを利用して開催されたイベントはYAYAPCを除くと全て飲み会で、それらのホストはRubyKaigiで同様の取り組みをやっている企業の皆さんだったので、「完全に"理解ってる"じゃん!」って思いました。次回も設定はしたいと個人的に強く思ってるので、是非YAPCで初チャレンジする企業さんにも出てきてもらいたいですね。素敵な場を作って下さった各社の関係者の皆さんにお礼を申し上げます。

YAYAPCもそういう意味ではアフターイベントとして翌日に参加者たちでよりディープなインディーズイベントをやるという雰囲気で非常に楽しかったです。内容については割愛しますが、これこそオフラインという感じでした。そのあとの飲み会では初めに入った店にまさか6時間以上いると思いませんでしたが、久しぶりな人や初めての人としっかり対面で話しまくれて良かったです。本編の翌日にこれをやるkobakenさんはスゴい。

今回のYAPCは企画者の一旦を担っていたことを抜きにしても、かなり「古き良きYAPC」と「今のYAPC」を上手く融合させられたのではないかと思っています。その結果だと信じていますが、皆さんの"次のYAPC"への期待が本編終了後に高まっているのも感じました。多くの人に「次のYAPCではXXをして欲しい」「XXXのような登壇者を増やして欲しい」「過去のXXXXを復活させて欲しい」など色んな意見を個人的にもぶつけてもらいました。それらを受け止めた上で個人の考えとして少し思ったのは、「みんな、YAPCに任せすぎでは?」ってことです。

YAPCは僕も含めて多くの人に取って「ハレの日」であると思います。日本中または世界から人々が集まり、Perlや技術や色んな話を共有し、新たな仲間を作る、そんな場であると思います。勿論、僕もこれからもこの特別なハレであるYAPCを支えていきたいと思っています。一方で、「ハレ」があるためには「ケ」がしっかりあることが重要であると思います。僕自身もKyotoJSを主宰したりしているので、コロナ禍を超えて地場のコミュニティを維持することの大変さは痛感しています。ですが、今こうしてYAPCも過去最大規模で開催でき、他のカンファレンスも立ち上がり、企業主催のオフラインイベントも日々開催されている環境になり、小規模なコミュニティをまたやれるタイミングになってきていると思います。是非、今回のYAPCで感じたことやこういう場所があれば良いな、こういう人に登壇して欲しいなどあったら、小規模なそれを実現するコミュニティを作ることにトライして欲しいとも思います。皆さんも御存知の通りYAPCは現状1日開催で使える時間も限られていますし、登壇の倍率もそこそこ高いです。そういった場所にいきなり飛び込む前にまずは小規模なコミュニティで(言葉を選ばずに言うと)登壇して目立つ、この人はこういう人だという期待を広める、そういった活動が日々あることで、YAPCとしてそういった人々への場を提供するハードルが下がるかもしれませんし、もしかするとその場が上手くいけばYAPCである必要すら不要になると思います。そういった「ケ」の場、日常的な皆さんのコミュニティ活動があるからこそ「ハレ」としてのYAPCYAPCとしてやっていけるのではないか、個人的にはそういう風に思っています。実際、今回の広島開催は広島で日々コミュニティ活動を続けている方々の横の繋がりやそういった人々の熱意によって実現できたものだと思っています。

例えばYAPCで「若者のLT大会」を枠として提供することもスポンサーなり企画なりで可能だとは思いますが、それよりは地場でそういった場を作って研鑽してもらって、その集大成じゃないですけど、そういったところで鍛えたLT力(ちから)をYAPCで発揮してもらう方が正攻法でかっこいいと思いますし、コミュニティとしての裾野も広がっていくのかなと思います。

あとは是非YAPCにやって欲しいこと足りないと思っていることを是非色々な形で提案・支援してください。コアスタッフとして関わる際に出来る限り皆さんが快適に過ごせるように色々なことに思慮は巡らせますが、抜けがあったり、お金の問題で実現できず、皆さんに不便をかけてしまうことがあります。

運営になりきって「これあったら便利じゃない?」でも良いですし、「これやったら参加者を喜ばせられるのでは」みたいなアイデアがあれば是非「カスタムスポンサー」としてお待ちしていますので、是非ご提案ください。場合によっては費用だけではなくマンパワーもお願いするかもしれませんが、一緒にYAPCを良くするために可能な限りの協力・調整・支援が出来ると思いますし、またそういうアイデアで一歩進んだスポンサーやYAPCへの貢献ということについてもご検討いただけると嬉しいです。

YAYAPCでkobakenさんも言ってましたが、参加者の皆さんがただのお客さんになってしまって要求だけが過剰になっていくと場としての維持が難しくなっていくかなと思います。参加者も運営もスポンサーもみんなでYAPCを作り上げる仲間なのだという感じでこれからも一緒に盛り上げていければと思っています。

最後はちょっと偉そうなお願いみたいになってしまいましたが、これらは特にJPAの人々や今回の実行委員会のメンバーとは無関係の個人の思いとして、そういうことが出来れば良いなということを書いてみました。

でも、これくらい"次のYAPC"もより良くしたい、コミュニティとして、ハレの場としてさらに素晴らしい場所にしたいという思いをより一層強くしましたし、まだ何も決まってないそうで、まだ何も頼まれてませんが、次がある場合はそう出来るように取り組みたいと強く思ったYAPCになりました。

重ねて、参加者のみなさん、登壇者の皆さん、スポンサー各社の皆さんありがとうございました。そして、僕のコアスタッフ活動を支え、交通費と宿泊費を出してくれた所属先である株式会社Helpfeel *1に感謝を。

トークは「厳島」のは若干見れたのですが、あまりちゃんと見れてないので、これからアーカイブを堪能しようと思います!!!

*1:株式会社Helpfeelでは積極的にエンジニアを採用しています!!!詳しくは https://corp.helpfeel.com/ja/recruit を御覧ください!!!!!!

京都市長選挙2024振り返りと私感

2024年2月4日は京都市長選挙の投票日でした。

この記事が公開されているであろう20時には投票箱が閉じられ、開票作業に移り、京都新聞によると23時頃にはほぼ結果が出そうということらしいです。

今回の2024年の京都市長選挙の振り返りと私感を書いておこうと思います。タイムラインについては2024年京都市長選挙のWikipediaのタイムラインの項が執拗に詳しいので合わせてどうぞ。

4年前の京都市長選挙は当時現職の門川大作共産党などが推薦をした福山和人が追うという展開で、何故か門川大作陣営が新聞広告でのネガキャンを始めたりして接戦気味に見えていたものの蓋を開けると約5万票(得票率に換算すると10ポイント)の差で門川大作が当選するという展開でした。共産党の強い左京区を除いた全ての開票所で門川大作が勝つという結果でもありました。また、元京都市議会議員で元京都党党首の村山祥栄は得票率20%で3位でした。

そこからは国政選挙においても前原誠司が国民民主党を離党することになったりとその前後もあれこれと掻き回していました。その流れで前原誠司京都市長選挙の所謂「共産vs反共産」の構図から抜け出すことで選択肢の構図が変わることを仄かに期待していました。実際、京都党と日本維新の会選挙協力をしていましたし、京都市議会においては、会派としては維新と国民民主が合流していたので、そこが一緒になって、次の市長選では村山祥栄を後押しする形になるだろうなと。

その結果、京都市長選挙の足音が聞こえてくる頃には日本維新の会が村山祥栄の擁立を行うという報道が出ました。

最終的には日本維新の会に加えて、京都党・国民民主党(京都府連)・前原誠司新党の「教育無償化を実現する会」が推薦を出すということで、前回の京都市長選挙よりも強力なバックアップが村山祥栄に敷かれることになりました。

前回の京都市長選挙では、門川大作市政への反感も多い中でありつつも、所謂共産党アレルギーのようなものもあったはずですが、そこに第三極として村山祥栄が上手く立ち回ることが出来なかった印象だったので、そこに京都では一定の力や人気を持つ前原誠司が共に選挙戦を戦うことで、村山祥栄が勝てる線がかなりあるように見えていました。実際、京都の人たちはアンチ大阪の延長線でアンチ維新でもある人が多かったですが、一方でこれまでの自民民主相乗りへの反抗として維新にベットする人たちは先の国政選挙などでもかなり増えていたので、ここが合わさるとかなりの競り合いが出来るのではというのが個人的な予想でもありました。

2023年の年末から国政では、自民党派閥によるパーティ券キックバックによる裏金が仕切りに報道されるようになりました。そんな中、2024年の早々に村山祥栄に政治資金パーティーを巡る疑惑が浮上、推薦を表明していた4党は推薦取り消しを表明、村山祥栄は引き続き立候補する意向を示しました。

ちなみに、しんぶん赤旗によりますと、松井孝治候補の選挙母体「文化首都京都を創る会」のパーティではミネラルウオーター1本で会費1万円を集めていたそうです。やってみたいですね。

そんなことがあり、個人的には村山祥栄が勝つ絶好の足場が揃っていたように見えたにも関わらず、しょうもないことでその足場を自ら爆破したことで、京都市民はまたしても「共産vs反共産」の構図を目の当たりにすることになりました。

4人目として立候補を表明していた、自民元府議の二之湯真士は自民党京都府連を辞職しようとするも除名され、YouTubeで仕切りに西田昌司への批判を展開していました。父も自民党京都府議連の重鎮である二之湯智*1なので、とにかく脱自民党イメージを押し出して戦おうとしていたのでしょうが、気付いたら、KBS京都の討論会などでどんな議題でも北陸新幹線に話題をねじ込める「北陸新幹線1兆円芸人」みたいになっていました……

掲示板の二之湯のポスターの「これでいいのか 今の京都市」と書かれていたところにいつの間にか「新幹線京都負担1兆円とめる!」と書かれたステッカーがある時から貼れられるようになったが、このすぐ近くの掲示板のポスターには貼ってなかったりと謎だった

YouTubeで毎日配信をするなど今どきの若手政治家という感じで好感が無くもなかったのですが、自民党を離れたことでイマイチ選挙戦が上手くなく、二連ポスターを頼む相手も「令和の虎」で人気を獲得した「はあとねいる」を展開する小原麻央社長ということで、イマイチどうもピンと来てなかった感があります。五条通を利用したLRT構想は結構良い感じだと思ってただけに、もう少し善戦してもらいたかった。

と、まぁこういったラインナップに全てが謎の候補者、平安保守党の高家悠を加えた5人で選挙戦が始まりました。高家悠は顔写真の提出もなく更に選挙ポスターもなければメディアにも何も答えないという謎っぷりで、また選挙公報は提出していたのですが、何故か「モノレール案は廃止」と書かれていて、モノレールとは?リニアのことか?とこれまたザワザワと一部の界隈を盛り上げていました。

選挙告示前の報道で名前が上がっていた寺田浩彦は何故か立候補をしませんでした。このことをXで投稿したところ、寺田浩彦本人からXでのメンションで「タイムライン見てくれ(爆笑)」と言われましたので、タイムラインというのは本人の投稿のことだろうと理解をし、わざわざ投稿を遡って見ましたが、各団体の主催する討論会に呼ばれなかったことへの恨みつらみが記されていたものの、肝心な何故告示日に立候補を届け出なかったのかが書かれていなかったので、結局謎でした。まぁ彼は他の首長選にも色々立候補を表明したりなんなりしているので、アレなのでしょう。

京都市民の大勢としては4期16年続いた門川大作市政をどう評価するかという選挙でもありましたが、そんなこんなで今回の京都市長選挙も「共産vs反共産」の構図になってしまったので、「門川大作市政脱却」且つ「反共産党」の人々にとっては非常に選択肢に希望のない選挙になりました。ここに村山祥栄がこの構図に上手く潜り込むことで勝ちの線が見えていたはずなので、本当に大いに反省してもらいたいところです。

京都市長選挙の争点としては、京都市の財政改革をどのように進めるかを中心に、人口流出に対する対策やそれに関する子育て支援、所謂オーバーツーリズムになどの観光客対策、またどれくらいの市民が実感をもって論点としているかは若干の疑問がありますが選挙戦では北陸新幹線の延伸問題もしきりに取り上げられていました。

大きな枠組みの主張については、各メディアのアンケートなどで各候補の主張が載ってましたので、ここでは省略します

個人的に今回非常に注目をしていたポイントを1つ挙げると、全ての候補が新規の財源として「宿泊税」の値上げに留まらず、実質的な「古都保存協力税」の復活にも言及していた点です。「古都保存協力税」(通称「古都税」)は京都市が1985年(昭和60年)から1988年(昭和63年)の間、市内文化財の保存整備推進のために徴収していた法定外普通税*2で、この当時は構想打ち出し以降京都市と市内寺社は対立し、有名寺院等による拝観停止になるなど騒動が続き、施行されるも3年で廃止になったものです。その後京都市ではタブー視されてきた面がかなりありましたが、今回の選挙戦では多くの候補がこの古都税の復活にも言及をしていました。選挙活動では隣に法然院貫主の梶田真章を置いていた福山和人も「観光協力金の創設」としてこの古都税と同じスキームを挙げていました。この古都税に関しては復活でどの候補も大体20億の収入を見込んでいて、これらは京都党で京都市議会議員の大津裕太のnoteでも26億程度とされていて概ね外れてなさそうなのですが、実際現代にまたやれるのかというのは大いに謎です。また宿泊税に関しては現在の目的税から一般税にするというアイデアも複数の候補から出ていました。

選挙戦を一週間戦った後の各メディアによる情勢調査はほぼ同じ論調で、「松井孝治氏と共産支援の福山和人氏が横一線」(読売新聞情勢調査)で、「二之湯真士氏、村山祥栄氏らは苦しい」(朝日新聞情勢調査)また、「二之湯氏と村山氏は無党派層からそれぞれ1割の支持を得ているが、支持の広がりが見られない。」(同前)と。またそれはそうやなという感じですが、「諸派の事業家、高家悠氏(35)は厳しい」(共同通信)ということで、最後の1週間は福山和人がいかに追い上げが出来るか、松井孝治が支持を広げつつ逃げ切れるかという選挙戦になりました。

そんな中での木曜日、自民党京都府連会長で安倍派の西田昌司にも所謂「パーティー券裏金」があったことが発覚、「選挙の最中、非常に、誠に申し訳ない」*3 との弁が出、これがどうさらに情勢に効いてくるかという感じもありましたが、まぁ個人的な感覚ではこれで票が大きく揺れることはないだろうなと思っていました。アンチ自民のための材料は既に出切っていたので、この話題で福山和人や二之湯真士は元気になっていましたが……

京都新聞などもこぞって横一線を報じている中、実際に松井・福山の両陣営がどういう感じなのかを冷やかしに行こうと、2月2日(金)に連合京都主催の松井こうじ個人演説会へ、2月3日(土)にJR二条駅西口での福山和人街頭演説に行ってきました。

まずは松井こうじ個人演説会について。連合京都主催ということもあり、ほぼ出席者は各組合の関係者が大半でした。そりゃそうか。日教組の名簿はガラガラでした。18時からだったので、15分前くらいに意気揚々と到着したところ、前の方が空いてたので一旦5列目くらいに座るも、その後も前が空き続けていてかわいそうだったので、最前列真ん中に移動した。

すると、早速目の前に早速門川大作が登場。ちなみに今日の壇上の人用の水はいろはすでした。

京都府知事の西脇隆俊も現れ、連合会長の原氏の挨拶からスタート

連合から各組合に電話作戦に関するお願いがあり、電話作戦って未だに効果があるとされているんだな〜と思うなど。一方で福山陣営がSNSで「カネと政治」に言及して若者への支持を広げていることも認識していたので、現代的に考えても電話で話せる数なんて限られててそもそも関係性のある人間にしかリーチしないのだから、もっと真面目にSNSとかについて考えるべきでは?というツッコミを内に秘めました。

連合としてはとにかく今回の候補者は「政党が話し合って決めたこれまでの候補者」とは違い、「市民団体の代表が話し合って決めた人物像に合致する人として出馬を打診した」結果であると説明していて、節々に門川大作やこれまでの自民民主相乗りとは構図が違うことを強調していたのが印象的であった。(が、それが市民に真にそうだと信じられていることはないであろう…)また、自民党や国政と京都市政は無関係であるという主張も繰り返されていました。

西脇隆俊の挨拶は冒頭で能登地震への言及と京都府としての支援への理解を求め、その後は京都新聞の見出しでの「激しく競り合う」との表現を引用して危機感を表現し、その後は府市協調の重要性に言及。挨拶後、次の会場への移動ということで退出しようとしたところに、松井本人が登場。

いくら色んなところで「自分は門川大作の後継者ではない」と言っていても、このTHE 政治家な門川大作との様子を見て、その言葉を信じられるのか?とは思うが……

門川大作の挨拶では、16年前の中村和雄との950票差を制して自身が市長になったときのことを回顧し、連合が最後の最後まで投票を呼びかけてくれた結果だと感謝を述べていた。

門川大作といえば、自身のFacebookで松井候補を「後継」と表現する*4などして、絶妙に応援しているのかなんなのか分からない行動を取っていたのだけど、門川大作も元気に電話作戦をしているらしく「二之湯さんのポスター貼ってる近所の家にも電話しました。『二之湯さんに投票したら共産党になる』と言ったら分かってもらえました」と実績をアピール。ただまぁここでも、「二之湯さんに投票して、共産党の人になったら二之湯さんの責任が問われる」と謎の責任を登場させていました。

門川大作も同様に移動して行った後、京都退職者連合会長の木戸氏による挨拶。木戸氏は老獪らしいキレキレの挨拶で、「行政経験・行政能力に欠ける人が市政を担ったら、誤った判断をおこすことに繋がりかねない、気がつけば借金、(略)歪み、改革の名における摩擦が起き、痛みが生じるんです」と言っていた。これ福山候補批判のように聞こえるけど、よくよく考えると門川市政16年で起きたことそのままで、福山候補批判するフリをしながら門川市政を後ろからぶっ刺す高度なテクニックか?って思い、内心ではめっちゃ笑った。

最後に、松井本人の挨拶だったが、自身はいかに連合やその周辺にこれまで支えてもらったか(本人は当時の民主党から出馬し、2007年の参議院議員選挙において京都府選挙区でトップ当選を果たしている)や経緯を思い出話として語っていて、特に真新しいなにかもなかった。

最後の全員規律での「頑張ろう〜」コールが聞けるかと期待していたのに、アドリブで「絶対、勝つぞ」になった結果グダグダになっていたので、若干がっかり。

2月3日の福山和人街頭演説は屋外で寒いので、開始予定時間の10分前ほどに到着。支援者が少しずつ集まりつつ、福山和人を模したと思われる被り物を被った人物や謎のサル、謎の金色のブッダなどが既に登場しており、如何にも共産党という感じで盛り上がっていた。

街宣車が到着すると、誰よりも先に降りてきたは元京都市議会議員で今は日本共産党副委員長の倉林明子(手前の白い服の女性です)。

倉林明子はこのあともカメラを向けるとちょくちょく笑顔を向けてくれて流石だった。

フリージャーナリストの人のトークがあり、当たり障りの無いというか、特に真新しくもない現市政批判と、いかに福山和人が良いかという話だったので、引き続き倉林明子さんの写真を撮っていた。

手前でめちゃくちゃ威勢の良い合いの手を入れたり、パネルを掲げたりしている女性が居て、迫力のある運動員だな〜と思っていたところ、後ほど西郷南海子氏であることが分かりました。

さらに言うと僕の真横で阪神タイガースのケースに入ったスマホで様子を撮影していた若者もめちゃくちゃ威勢の良い合いの手を途中から放っていて、ピンクのウインドブレーカーだったので、まさかのれいわ関係者かと思いましたが、終わったら倉林明子と仲良く喋ってたので多分色はたまたまのようでした。

そして福山和人本人の演説へ。まぁこちらも新しい何かというよりはこれまでも彼のSNSなどで展開してきた「4人の中で政治資金パーティーを一度もやったことがないというのは福山だけです。お金に名前は書いてへんとよく言われます。けれども、紐はついていますよ。一旦お金を受け取ってしもたら、紐の向こうにいる人の言うことを聞かなあかんようになるじゃないですか。そういうものと全く無縁の福山。紐はついていません。何のしがらみもない、何の利権もありません。」*5を本当に言ってて、本物だ〜って喜んでいた。いや、まぁ横に共産党関係者がいっぱい居て、何のしがらみもないは嘘やろがいとは思いましたが……

あと、税金や福祉の話をするときに、北欧を引き合いに出して、「北欧は教育や医療が無料」「高い税金も教育や医療で自分たちに返ってくる納得感で払っている」と説明するのは、ここずっとリベラルの人たちが行う説明なんですが、これって実際どうなんですかねえ。こういうときに「海外」や「北欧」という大きな部分のごく一部を抜き出してユートピア化して説明するのはズルがあるのではないかと思いますが… 最近はこれに明石市の例も増えていて、その辺現実と理想、外から見えていることと内での出来事には乖離があるような気もしているので、一考の余地がある気はします。

ちなみにこの並びで福山和人の右側に立ってるのが、法然院貫主の梶田真章氏、その横に立っているのは16年前の市長選で門川大作に950票差で負けた中村和雄氏だったのですが、中村和雄氏は名前が紹介されただけでした。

そして最後に倉林明子の演説が始まりました。流石の倉林明子節、早速自民党の裏金問題を大批判、パー券批判の流れで松井・村山の名前を出さずに連想させるワードを挙げて批判するもここでも名前の出ない二之湯。松井陣営の使う「共産党市政」という言葉に対して、そのようなレッテルを貼り印象操作をしていると批判。まぁ一方でそもそも福山和人は共産党と関係ないはずなので、そもそも「共産党市政」にはなりませんと言うべきな気もするが、そこまでは流石に踏み込んだ否定までは誰も発しないのが、それを黙認してしまっているようにも感じる。

倉林明子の挨拶中に福山和人の姿が見えなくなったなと思ったら、地下鉄の入り口でビラ配りを始めていた。挨拶は横で最後まで聞いた方が良いのでは??

福山和人に声をかけている人が居たので、様子を見に行くと市内の某私立学校の生徒で、自身に選挙権がないが福山和人になって欲しいということを真剣に本人に訴えていた。これだけを見ると良い話な気もするが、実際SNSでのかなりの攻勢がこういう後継を生み出していると思う。前回の国政選挙でもTikTokをキッカケに参政党の若者支持が広がるなどもあったので、SNSで見える意見だけではなくそれをキッカケに色んな情報を集めて、ある種冷静に物事を見つめても良いのではないかとも思う。熱意があるのは良いことなので、この若者には今後も頑張って欲しいです。

と、まぁこういう情勢で、本日の投票日を迎えたわけですが、果たしてどうなっているでしょうか。

連合京都の会場で色々聞き耳を立てていると、二之湯との票割れを警戒しているようですが、その辺も投票率が上がれば全体としては薄まるという読みのようです。一方の福山陣営はとにかく残りの無党派層をとにかく選挙に行ってもらって票を入れてもらうことで、そのうちの何割かでもゲットできれば票が伸びるという算段。ここも結局は京都市民が門川大作市政には良くも悪くも辟易としているので、他の候補に入れるだろうという予想が垣間見れます。

個人的な予想も大局としては松井が勝つでしょうとは思います。一方で、多くの市民が「16年続いた門川大作市政からの脱却」も望んでいるように感じます。そして事実上の2候補による対決になっている今回の選挙において、松井・福山以外の候補に入れた票が生きることはないということもあります。他の候補に入れる行動を取ると実質的に松井の票が減るので、福山の勝率は上がっていく形になっています。このことを前提に、どれだけの有権者が苦虫を噛み潰しながら「松井こうじ」と投票用紙に書いたかが勝負になるかと思います。長年続いた門川大作市政からの脱却を望むか、それとも共産党には任せられないというイメージで苦々しくも現職後継を推さざるを得ないか、この戦いがどう決着するか非常に楽しみです。

また、ここから4年間の新しい市政で「門川大作の後継ではない」ことが本当になるのか、「すぐやるパッケージ」はすぐやられるのかそういうことにも注目していきたいですね。

この続きの記事の有料部分には、記事内で紹介した、2月2日の松井こうじ個人演説会の全録音と、2月3日福山和人街頭演説の全録画が置いてあります。よろしくお願いします。

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Kyoto.jsの出張版としてToKyoto.js #02 を開催しました #kyotojs

再びまたやりてぇと思ったので、先日Tokyoto.jsの第2回目を6年ぶりに開催しました。

去年の10月に前回のKyoto.jsをやったときくらいに「そろそろTokyoto.jsやりたいな〜」という気持ちになったのと、その後に企業でのアクセシビリティ向上、「成果」をどう考える? - connpass に登壇した後の打ち上げかなにかでid:ymrlと「草の根勉強会やりたい」という話になり、ちょうどTokyoto.jsやりたい気持ちになっていたので、会場の調整をその場でざっくりとやってもらい、開催を決めました。

結果的には25名ほどの方に参加して頂きました。ありがとうございました。(ドタキャンというか来なかった人が登壇者1人を含めて5人も居たのはちょっと悲しいというか、これが東京だなという気持ちにはなりましたが……)

(from https://twitter.com/nagayama/status/1745756596121338041)

発表の紹介

今回も本家のKyoto.jsに負けず劣らずのJSに関連する振れ幅の広いトークを5人の方にしていただきました。

UserAgentに依存した分岐を捨てられるか (または何故捨てられていないのか) / pastak

トップバッターは自分が務めました。直前まで発表資料どころかテーマも固まってなかったのですが、なんかイマイチ色んな話題がパッとしないUserAgentに纏わるあれやこれやを雑多に話すトークをやりました。iPadの件は意外と知らない人も多かったようで紹介して良かったです。

大量の eslint エラーに対処する技術 / mizdra

2人目は id:mizdra くんが彼の作っているeslint-interactiveについて話してくれました。

実はeslint-interactiveが動いているところをなんだかんだで初めて見たのですが、激しく便利そうでもっと早くちゃんと試しておけば良かった・・・って思いました。fixerを書けるのとか便利で良いですね。たまに自前で書いたりしてるけど、こういうので雛形出したりして支援してくれると楽で嬉しい。

DOMのGCについて聞いてください / canalun

3人目はcanalunさんです。先日のJSConf.jp 2023でのトークに感激して懇親会でmizdraくんたちと突撃しに行ったりしたのですが、その流れで今回もDOMの話かと思いきや、DOMはDOMの話でも、V8やblinkにおけるDOMのGCの話というかなりディープな話で刺激的でした。僕はこのトークを聞いて、「そういえば、console.logでDOMを出すと参照が残り続けるので、メモリリークするという話があったな〜」と思い出しました。

2月末にcanalunさんとmizdraさんと一緒に東京で今度はDOMにフォーカスしたイベントを開催予定ですので、続報にご期待ください。

Parsing Javascript / brn0227

GCの話に続いて、4人目のbrnさんはJavaScriptのParseのお話でした。arrow functionや分割代入など便利な機能ほどパースが大変という話を聞いて、確かにパーサーの気持ちになってみると凄く大変な気持ちになりました。Ruby界隈は最近新しいパーサーの話などで盛り上がっていますが、文法的にもパーサーが泥臭い実装になるしかないJavaScriptではさすがに難しいよな〜と思いました。

ありがとう、create-react-app / utgw

ラストの5人目は id:utgwkk がエモいトークをしてくれました。僕も過去にCRAで作った小さなアプリケーションたちのことを走馬灯のように思い出しました。

LTの紹介

LTも5人+飛び入り1人の計6人の方が参加してくださりました。5分では足りないもっと深掘りしたいトークも多かったです。

TypeScriptとDocumentaion tests / ssssota

ssssotaさんによるVitestのin-source testの仕組みを利用したDocument Testが出来るViteプラグインの紹介でした。in-source testを使えば、トランスパイル時にコメントからテストを抜き出してきて、コードの末尾にくっつければテストできるというのはかなり便利じゃんと思いました。

ESLintのときから色んなトークで登場していた、コード変換の話題がここにも。

Figma API + Cloudflare + Hono で画像共有 / hush_in

id:hush_in によるFigma APIで取得した画像が30日でexpireしてしまうのをCloudflareでキャッシュすることで防ぐという話でした。Cloudflareグッズとhonoでこういう便利グッズがシュッと作れるのは良いですね。

ts-morph と ast-grep でたくさんの TypeScript コードを書き換えた話 / tomoasleep

tomoasleepさんによる発表は、ts-morphとast-grepでコードを変換してライブラリのバージョンアップに追随するという話でした。ASTを利用したちょっとした書き換えは色々ast-grepを使えばAST自体の知識はあまりなくても書けそうで顧客が欲しかったもの感があるなと思いました。一方で、この辺使うと全てが釘に見えそうでもあるなとも思いました。

一人でも勉強会したいだけの人生だった / igrep

igrepさんが行われているオンライン勉強会の運営についてのお話でした。勉強会を定期的に開催し続けるのは難しいのは非常に同意という感じでした。Kyoto.jsはluccaさんが定期的にケツを叩いてくれるので助かっています。

Rubyで書いたテトリスをブラウザで動かしてみた / ledsun

id:ledsunさんのRubyKaigi 2023でのトークを聞いてすごい面白かったので、その後に廊下(概念)で30分近く話し込んだというハイライトがあったのですが、是非JavaScriptコミュニティでもruby.wasmの話をして欲しいなと思っていたので、LTお願いしてやってもらいました。表示部分の仕組みさえなんとかすればロジックなどはそのままで移植できるのはやっぱり良いな〜と思いました。

(タイトル忘れてしまいました) / mactkg

id:mactkg が飛び入りでdenoで作っている便利グッズについて紹介してくれました。たしかにこういう小さいのはdenoで動かすとTypeScriptのままとかで動かせて便利ですね。前回のKyoto.jsでも紹介してもらったりして、機運は高まりつつあるが、意外と最近小さいツールを作る機会がなくてチャンスが巡ってこない……

感想 & まとめ

id:ymrl をはじめfreee社の方々のサポートのおかげで無事開催することが出来ました。ありがとうございました。個人的にもこういう感じの勉強会を東京で開催するのどころか参加するのもかなり久しぶりだったのですが、発表者・参加者の皆さんの協力で非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

懇親会パートでもほぼ全ての皆さんと会話できて良かったです。参加してくださった方の中には今回のToKyoto.js初のオフライン勉強会参加な方もいらっしゃいました。初めての勉強会にToKyoto.jsを選んでもらっただけでも光栄なのですが、話を聞いていると、これまでのKyoto.jsの発表内容などを見て「変なトークが並んでるな〜」と思っていたということをおっしゃっていて、まさにそういう方に遊びに来てもらえただけでも、京都の勉強会を東京で出張開催して良かったなとヒシヒシと感じました。

GCからParserそしてコード変換が会の全体を横串で貫く会になるとは予想もしていませんでしたが、このトリッキーさも参加者の皆さんには楽しんでいただけていたようで良かったです。

京都観光の際には、是非Kyoto.jsにもお越しください!お待ちしております!!

(宣伝パート)そうそう書き忘れていたのですが、今回出張開催出来た要因の1つに僕の所属している株式会社Helpfeelが勉強会参加・登壇に出張費を出してくれたおかげであることを記しておきます。一緒に各地の勉強会などで登壇したい人を積極採用中です!よろしくお願いします(宣伝パート終わり)

次のKyoto.jsは春頃に、次のToKyoto.jsもそう遠くないうちにまた開催できればと思っています。またよろしくお願いします!!!

あ、東京在住の方でToKyoto.jsをやりたい方いればご自由にやってください!必要であればKyoto.jsのconnpassの権限も差し上げます!