ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

9年間待ち焦がれ続けた銀杏BOYZのライブを観た

銀杏BOYZ「世界平和祈願ツアー 2016」@なんばHatch観てきた。とにかく感情がエモい。今のうちに書き残しておきたい。

僕と銀杏BOYZの出会いとか思い出とかそういう話は過去の記事に書いてあるので、そちらも読んでもらえると良いかと思います。

銀杏BOYZのライブ、ずっと中学生の頃から行きたくて行きたくてでもそもそもライブをやってないみたいな感じで、遂に8年ぶりに全国ツアー決まって、チケット飛びついて申し込んで当選して大喜びしてた。8年間の間も試しにYouTubeで観てみたり、今年の初めには『愛地獄』の上映会にも行った。

そんな待ちに待った銀杏BOYZのライブ、8年越しにやっと叶ったということで開場前からめちゃくちゃに高まってた。

昔の4人でやってた頃の銀杏BOYZのライブはとにかくめちゃくちゃだった。今回もめちゃくちゃで途中峯田が松葉杖ついてたりもしたけど、峯田はインタビューとかでも言ってる通り脱いだりダイブとかはしなくなってた。その代わりとにかく自由に歌い上げてる印象がしてすごく惹きこまれたし良かった。

弾き語りで『人間』から始まり『生きたい』で徐々にバンド演奏になるのは想定通り。ただもうこの時点で圧倒されてた。『生きたい』は本当に良い。

『若者たち』から『DON'T TRUST OVER THIRTY』までは全力だった。僕もずっとモッシュでもみくちゃになってた。前後左右の人たちとめちゃくちゃになりながら身体をぶつけあいながら、汗が交じり合いながら、時に叫びながら、エネルギーが溢れでて飛び出していった。

峯田が大学時代に好きだったというツチヤアヤコさんの話から彼女を想って書いた曲『YOU & I』に、そして「恥ずかしくなって途中でやめちゃうかも」と言いながら『佳代』*1、そして『べろちゅー』。

『YOU & I』も『佳代』も元の音源よりもかなり優しく歌ってて、峯田の中でしっかり昇華されたのかなぁと思いながら聞いていた。それにしても『佳代』の歌詞めちゃくちゃに良い。観客全員で『佳代』のサビを歌う様子を観た峯田が「すげぇ、oasisのウェンブリーみたいだ」って言ってたのが良かった。

それに続いて『べろちゅー』。『べろちゅー』まっすぐで気持ちがこもってて曲もカッコよくて、これずっと弾き語りでも良いんだけどやっぱりバンド編成で聞けてよかった。サビの歌詞何度聞いても読んでも泣ける。

生まれてこなければよかったと
思ったときもあったけど
でも生きててよかったよ
忘れられない過去にしょんぼり
勝てっこない孤独にどっぷり
でも信じてよかったよ

次は『骨』。ドラマ「奇跡の人」めちゃくちゃ良かったし、『骨』弾き語りは聞いたことあったけど、バンド編成だとこういう感じなんだなぁって思った。

その直後峯田が「君の胸にキスをしたら君はどんな顔するだろう」って言って、まさかと思ったらまさかの『夢で逢えたら』で僕の中で高まりが最高潮になった*2銀杏BOYZを知るきっかけになった曲を9年のときを超えて目の前で峯田が歌っている状況に自分がいるなんて思いもしなかった。生きてて良かった。当時色々あったけど、辛い時はいつもこの曲を聞いていた。この曲がいつでも助けてくれた。

ここから畳み掛けるように連続で『あいどんわなだい』『BABY BABY』。『あいどんわなだい』の「おっぺけぺー」とかサビの部分とか一度ライブで体験しておきたかったので嬉しかったし超楽しかった。『BABY BABY』は最高の名曲。周りも当然めちゃくちゃもみくちゃになってて、モッシュに揉まれていたら何故か中央よりもちょっとステージ左寄りにいたのに気付いたらかなり右寄りの場所にいた。

漂流教室』からの『東京』そして『光』。『漂流教室』は大人と子供の絶妙な間の思春期の思い出みたいなののキレイな部分を呼び起こしてくれる。どうも空が繋がってるとは信じられないと言いながら峯田が『東京』を歌う。『光』はエネルギーがこれまた一層スゴい曲だよなぁと思っていたけどそれが目の前の峯田の姿からスピーカーから飛び込んでくる。このパートは観客も落ち着いて峯田の歌に聞き入ってた。

ボーイズ・オン・ザ・ラン』でまたもみくちゃになって、『僕たちは世界を変えることができない』を聞いて終了。

アンコールの手拍子が鳴り響く。銀杏BOYZのこれまでのライブだとアンコールを呼ぶ時に「やるなら今しかねーべ」というコールをするのが通例だったのだけど、今回は序盤手拍子だけだった。隣に居た人が「やるなら今しかねーべ」とコールし始めたので同調して一緒に叫んでた。すると中央エリアにいた人たちが低い声でコールしている感じで会場全体でという感じではなかった。銀杏BOYZも僕らもそういう感じではなくなったのかもしれない。わかんないけど、そういうのがなくても声に出さなくても伝わってる的な。または峯田も落ち着いてきたしそういうドンパチ感のあるコールはもういいんじゃねーの的な。(峯田は「峯田死ね」とかそういう罵詈雑言がとにかく救ってくれてありがたいと言っていたけど)

http://twitter.com/Stone2Dark/status/760867911955210241

アンコールは『ぽあだむ』と『愛してるってゆってよね』。まぁこの2曲は繋ぐよなぁ。『愛してるってゆってよね』でミラーボール登場して峯田も会場もみんな踊ってるのなんか新鮮な光景ですんごい良かった。これが峯田がずっと曲を作ってきて出来た平和なのかもしれない。

何度も峯田は会場に向けて「何度も言いたくないけど」って言いながら「ありがとう」って言った。峯田は「ありがとうって言われても困る。何もできないから」って言ってたけど、みんな8年間峯田を待ってて、峯田に救われてて、あちこちから「峯田 ありがとう」って飛んで照れる峯田が良かった。僕も公演中何度も峯田の名前を叫んだ。峯田に聞こえたかはわからないけど、伝えたくて何度も叫んだ。みんな峯田の名前を呼んでいた。僕らが8年間待ち続けた峯田。峯田が歌ってくれて嬉しい。峯田の歌のせいで気持ちがめちゃくちゃになるしでも肝心なときは峯田の歌が助けてくれる。

峯田はいつも「みんながシャブやっても体売っても人殺しても良いから何してもいいから生きて、生きてたらまた会える」って言葉を投げてくる。次は8年も待たせないっていう峯田の言葉を信じて、また峯田を見れるなら頑張って生きていきたいと思う。 *3

僕の思春期を支えてくれたORめちゃくちゃにしてくれた峯田。銀杏BOYZ。その曲達は4人のときに生まれたもので、ずっとそれを聞いてきていて、それを求めていたから違ったのはすごく残念だけど、それでも峯田がその曲達を真剣に届けてくれる。これが今の銀杏BOYZなんだって体全身で感じることが出来て本当に最高だった。

銀杏BOYZ最高すぎた。You & I、佳代、夢で逢えたら の流れがとにかく良すぎた

愛地獄 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2016/03/16
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生きたい

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  • メディア: CD

生きたい

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*1:色々あったようであんまりライブでやってなかったんだけど、一昨年くらいから峯田がライブでやるようになったよね

*2:実際に心拍数もこの辺りからピークタイムだった

*3:と言いつつ、10月のボロフェスタに峯田来るのだけど…