ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

電子工作マンガ『ハルロック』1巻感想

ハルロック(1)

ハルロック(1)

ハルロック(1) (モーニング KC)

ハルロック(1) (モーニング KC)

Kindle版はまだ出てないから読んでないけど2巻

ハルロック(2) (モ-ニングKC)

ハルロック(2) (モ-ニングKC)

最近、マンガの感想書くのサボってるの思い出した。

若手の会で『ハルロック』を紹介している人がいたのでKindleで買って読んだ感想を140字で書いたのがこれ。

これを読んで電子工作を始めたいと思うのは難しい気がする。

主人公の女の子は幼い頃からドライバーを持っては色んなものを分解して遊んでたという設定が一番最初の冒頭で説明され、そこから高校時代の回想になり電子工作でタイマーを作る件があって、現在の大学生の時間の話になる。

タイマーの件は高校の部活の先生が色々教えてくれるという進行をするんだけど、それ以降は説明があっても主人公が友人や親にひたすら語るという描写になってる。その頃にはある問題に対する解答として電子工作で作られたガジェットが登場する。ドラえもんが四次元ポケットから出すかのように製作過程や考案過程みたいなのがすっ飛ばされて物と成果が示される感じ。

多別にブームの火付け役になろうとかそういう意図を持って描かれてるわけではないのかもしれないからアレだけど、例えば囲碁の火付け役になった『ヒカルの碁』や最近だとクイズ研究会を舞台にした『ナナマルサンバツ』とかだと、主人公は初め全く知識がない状態で始まる。そこに囲碁なりクイズなりに詳しい人物が現れて基本を学び、そこから徐々に成長していくストーリーというパターンが多いと思う。多分、読者の心理的にも初心者主人公の成長物語の方が感情移入がし易いし、作品の初期の段階で主人公と共にルールを学んだ気分を追走できるのも大きいと思う。

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『ハルロック』、1巻中には登場人物に『「電子工作を始めたい」と思っている初心者』なレギュラーキャラが出てこなかったように感じるんだけど、もしそういう出会いが描かれればそういう意味では良さそうという気がする。例えば『ちはやふる』は、主人公が好きな競技かるたを新入部員のかるた初心者に教えながら部として大会に出たりするという感じで進む。これでもさっきと同じ感じになって感情移入する対象が出来て読者的にはのめり込みやすい気がする。

ちはやふる(1)

ちはやふる(1)

まぁグダグダ書いたけど、電子工作初心者としては『ハルロック』は感情移入する先が無くて不安という感じだったということです。

2巻も出たら読みたい。よろしくお願いします。