ぱすたけ日記

日記っぽいのを書きます。

エヴァンゲリオンが完結した日の思い出

エヴァに触れたのは新劇場版が上映され始める少し前くらいなので、新劇場版が始まったときから考えても13年、人生の約半分かけて向き合っていた『エヴァンゲリオン』が『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で完結した。

土曜日の夜にヱヴァQを見直しパンフレットなどを読み直し、意識を高めて半休を取り、前日の夜からWi-Fiとモバイルデータ通信をオフにしてネタバレ対策をして『シン・エヴァ』を迎えた。まずはこの日のことを記録しておきたいと思ったので以下、自分であれこれ考えたりとか考察読んだりする前のファーストインプレッションでの感想っぽい箇条書きです。写真のあとにネタバレあります。

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  • まずはとにかく終わってくれてよかった。始まる前は「(10時過ぎの回を観る予定だったので、)先に終わった人たちの出てくる人たちの表情すらも観たくないというくらいネタバレに触れずに観たいと思っているけど、一方で『エヴァ』を観て笑顔で映画館出てくるわけないよな〜」と思っていたけど、こんなにしっかり落とし前をつけてくれて、自分は終わった瞬間に凄く晴れやかな気持ちだった。
    • 「ネオンジェネシス」と言った瞬間に「残酷な天使のテーゼ」流れて1話始まったらどうしようとか、白い砂浜とか原画とかになった時にドキッとしたけど、本当にちゃんと終わって凄かった
    • めっちゃ良かったので、「めっちゃ良かった」という素直な感想だけがずっと出てきて、他のなんか細かなこと忘れつつある
    • 旧劇でもこういう親子の話がしっかり描かれるべきだったんだろうと思うけど、20年前の庵野さんにはそれが出来なかったが、時間が経ち色んなものが精算された結果、しっかりと親子の対峙とそれぞれのチルドレンの未来、ゲンドウの吐露がされたのは良かった。本当に良かった。
  • レイが泥にまみれて農業をやるシーンをエヴァで観るとは思わなかったけど、そういう素朴な交流みたいなの今まであんまりなかったので、そういうのを通して心境を変化させるのは良いなと思った
  • この前、旧劇や新劇場版を映画館で見直していたときから薄々感じていたが、ケンスケとアスカの関係性が見えた時に、ケンスケにアスカ盗られたみたいな気持ちにめっちゃなって、そこが観てて一番辛い気持ちだったので、自分がアスカ好きだったことに気付かされた……
  • 1号機と13号機の戦闘シーン、いきなりめっちゃ3DCGになって「このシーンのためにBlenderに寄付がなされたんだなぁ」と実感できて良かった
  • ちゃんと摩砂雪に仕事があったかどうかを心配してエンドロール見てたけど、ちゃんとあって良かった -- やっぱりシンゴジラで得たプレヴィズを主に担当してたんだな〜ってなった
  • Qがちゃんと昇華されて、「Qめっちゃ良かった」ってなったのすごいことだと思う。一昨日の自分に言っても信じないと思う
  • コロナが落ち着いたら宇部新川行きたい
  • アスカがシンジにレーション食わすシーンでいきなりルック変わったのビックリした
    • あのシーンどういう表現方法であーなったのか確認したい
  • 東宝のスタジオみたいなところが出てきてメタっぽくなったりするのはサービスシーンだなと思った
  • 「ヤマト作戦」は流石にそのまま過ぎではと笑いそうになった
  • レイに挨拶などを教えるのが委員長というのも、これまでのテレビシリーズから新劇場版を振り返るようで良かった。あの場面で中学の同級生たちがそれぞれチルドレンと向き合うのは最高

以下は疑問シリーズだけど、まぁこの辺は追々設定資料集とかで分かりそう

  • アスカが自身をシキナミシリーズの作られた存在だと認識したのはいつだったのか?と思ったけど、多分14年前にNERVから反旗を翻すときに加持辺りからそういう説明をされた?
  • 加持が話していたのはずっと渚カヲルだったのは分かったが、2人が繋がったのはいつ?
  • マリもが14歳の体に囚われていたのは?大学生だったのでは?というかゲンドウと同い年くらいでは?
    • (2021/03/10追記)漫画版を読み直したら、そういえばマリは2年飛び級しているから16歳という話があったのを思い出した。14歳ではなくてそれくらいということ?

しっかり終わってくれてありがとう、エヴァンゲリオン。ありがとう、庵野秀明

靴紐購入記

年明けにそろそろ靴買うかと思って靴を買いました。

靴買い会のときは僕が椅子に座って靴を試し履きする間に一緒に来てくれた友だちが履けそうな靴を探しに店内を物色、それのサイズが26前後のものを店員さんに持ってきてもらって、それを僕が履くというサイクルでどんどん試して見つけるという作戦だったが履けども履けども合わない

ぱすたけ、靴を買う。 - ぱすたけ日記

靴を買うといえばこういう調子だったのですが、今回は1人でフラっと行ったので、色々履いて選ぶのも大変そうということで2018年の服買いシリーズのときに買ったメレルのカメレオンがGORE-TEXで且つサイズ感もちょうど良かったので同じシリーズの最新世代のやつにしました。

ちなみにこれ。

一方で靴紐がよく解ける状況は特に変わってなくて、靴が新調されたら改善されるかと思ったけどそういうことも無くて途方に暮れていました。

そんな中AndroidGoogle Nowを眺めているとこういう記事が流れてきました。

結ばなくて良い靴紐の存在は知ってましたが、買うまでに至ってなかったところで、このニュースがやってきた。公式ストアとかで送料払って買うのは面倒だなぁと思っていたけど、意外とAmazonに取り扱いがあったのでお布施ついでに購入。

最初はコブを穴に通すのに苦労したんですが、慣れてくると良い感じに潰して通せるようになりました。そして完成した様子がこちら。

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着けながら思ってたんですが、どっちかというとエヴァというよりは使徒っぽい。商品写真だと横に飛び出させてるけど、なんとなく長さがイマイチで収まりが微妙に悪い気もしている。もう少し上手いこと収めたい。

2日くらい履いてるんですが、とにかく靴紐結ぶことから開放されたのは最高です。

Aftershokz OpenCommのマイク音量が小さくなったので交換してもらった

骨伝導ワイヤレスヘッドセットであるところのAftershokz OpenCommは本当に最高で、もうこれ無しでは困るくらいに使っているのですが、先日不調になりサポートに交換してもらったのでその話を書きます。

発端

いつものようにGoogle Meetでミーティングに参戦したところ、「今日のpastakさんの声すごく小さい」と言われて、そんなはずはと思いつつ声を大きく出すことなどで乗り切っていたのですが、その後もその状態が続いていて、初期化をしても、繋ぐ端末を変えても症状が変わらなかったので、サポートに連絡しました。

発送直前には何故かマイク入力からノイズ音が入っていて「なんかpastakさんから凄いノイズ音がします」って言われる感じにもなっていました。

サポート問い合わせ

Aftershokzの製品は日本では販売代理店のフォーカルポイントという会社がサポートを担当しているので、フォーカルポイント社のサポート受付フォームからリクエストを投げられます。

https://support.focal.co.jp/hc/ja/requests/new

問い合わせ時に保証書と購入証明書(レシート、明細書、納品書)をアップロードする必要があるので、それを用意します。自分の場合はフォーカルポイント社のやっているクラウドファンディングで購入したのですが、そのときに申込をやってくれた人に領収書のPDFを送ってもらってそれをアップロードをして事なきを得ました。

問い合わせたところ、症状のある製品を送って検証と確認がされたら新品と交換してくれるとのことだったので、早速発送しました。

発送する

(この記事を読んだからといって、この記事を鵜呑みにして、フォーカルポイント社に直接商品を送らずにサポート経由で最新の方法などを確認してください)

ヤマト運輸着払いで送るように指示があり、箱とか用意するの面倒だな〜と思っていたのですが、ご購入時の製品箱にてお送りください。※製品箱が無い場合は、輸送時に製品にダメージを与えない梱包をお願いします。 とあったので、買ったときの黒い箱に入れて、パッケージを被せて、ちょっとテープで留めて、それをコンビニに持ち込んで、パッケージに直接伝票を貼って送りました。

火曜日の昼に発送して、翌日水曜日着、木曜日の夜にはヤマトから発送通知が来て、金曜の午前には新品が届きました。不具合が確認されたらメールで確認しましたとかもなくシュッと届いたのは驚きだったけど、まぁ別にメールとかない方がシンプルなので良いですね。

新品の様子

丸々新品が届きました。サポート期間は元の購入時のものがそのまま使えるようなのでまた壊れても安心ですね。

ちなみに発送時には付属品などは送る必要がないようなので、OpenCommに付属している高速充電用のケーブルが2本に増えました。ありがたい! ハードケースも2つになったのは少し戸惑っていますが…

左がOpenCommに付いてくる高速充電用ケーブルで右がAeropexに付いてきてたケーブルです

身の回りでも音が小さくなったという人がちょくちょく散見されたので、サポートに送ってみた知見を書いてみました。交換してもらうまでの数日は手元にこれが無くて久しぶりに普通のヘッドセットでミーティングに出たりしたので、そのおかげでよりOpenCommは便利だな〜という気持ちになりました。

フリーズドライのスープ

朝起きるとフリーズドライのスープがあるので、これでも飲むかと思ってコンロで湯を沸かして、沸騰したら、フリーズドライを器に入れてお湯をかける。多分、ここから飲むまでのスパンが短すぎるのか、ほぼ熱湯のまま飲んでいるので、その後1日半くらい喉あたりに違和感がしている。軽い火傷みたいになっているんだろうなという予感がしているのであんまり良くない気がしています。

久しぶりにこういう素朴なことでも書いてみるかと思って書いてみました。

PWA Night vol.23で『GyazoでのPWA/WebAPIとの向き合い方』というトークをしました

最後に登壇したのがKyoto.js 17だったので、ちょうど1年ぶりに勉強会で登壇した。しかも参加者として参加したことの無い勉強会からお声掛け頂いての登壇だったので、少し緊張したけど、喋り出したらいつも通り何とかなって良かった。

トーク内容としてはGyazoでやっているPWAというかWeb APIの活用の例とそれに対してどういう考え方で向き合っているかという話をしました。

僕はずっっっっっと『PWA』という言葉はバズワード過ぎて、この言葉を使って何かを話すことには抵抗があったのだけど、PWA Nightさんの説明に『PWAはベストプラクティス集である』というようなことが書いてあってこれは素晴らしい表現だなと思ったので、そこをリスペクトした発表にしたつもりです。

最近は 面白Web API 100連発 - pastak-pubウェブブラウザにバグ報告をするときにやること - ぱすたけ日記 のような話をしがちで、ウェブブラウザの上で何をどう利用していってどうフィードバックしたりしていくかということに興味がある様子が見て取れますね。

3年前とかは Webアプリケーションで 60fpsを(極力)目指す - Speaker Deckとりあえずシュッとパフォーマンスチューニングの目星を付ける - ぱすたけ日記 のようにウェブブラウザにどうレンダリングしてパフォーマンスを上げるかみたいな感じのことに興味があったことと比べると少しウェブブラウザへの向き合い方の視座が上がった気がする。

ちょっと久しぶりにトークしたら楽しかったので、こういう話を求めている人が万が一いらっしゃいましたら、お気軽にお声がけください。

2020年の良かったマンガを紹介します

はじめに

年間マンガまとめ記事も5年目に突入しました。2020年に読んだマンガ単行本は約650冊でした。その中から選ぶ良かった作品を今年も紹介します。例年通り、1巻成分が多めで続きものは過去に紹介しているのもあるので省いたりしています。あと、先に断っておくと『チェンソーマン』と『葬送のフリーレン』、『九龍ジェネリックロマンス』、『僕の心のヤバイやつ』はもう多分全員読んでいると思うので、これらも省きました。

去年2019年のまとめはこちら。SPY×FAMILYは今年も絶好調で大人気でしたね。良かったです。

2018年のまとめはこちら。

2017年のまとめはこちら。

2016年のまとめはこちら。

また、2020年末に良かった1巻を紹介する1人アドベントカレンダーを書きました。一部この記事との重複作品もありますが、アドベントカレンダーはそれぞれの作品に対して少し長めの文章を書いているので、こちらも是非読んでください。

目次

とにかくこれを読んでくれ2020

今年とにかくオススメしたい作品たちを7作紹介します。忙しい人もこの7作は読んでください!

2.5次元の誘惑

2.5次元の誘惑

2.5次元の誘惑

今年のベストも『アクタージュ』のつもりだったんですが、2020年は悲しい出来事があったので、それ以外に2020年で自分の中で跳ねた作品あったかな〜と思い浮かべたところ真っ先に思い浮かんだのが『2.5次元の誘惑』でした。

初期の頃はコスプレを題材にしたお色気感のある作品だなと思って読んでいたのですが、今となっては、コスプレや交流を通じて「愛とは何か」「これが私の好き」をそれぞれが表現する方法を模索しながら、『今、最も「ジャンプ」なコスプレ漫画!!』のキャッチコピーに偽りない王道少年漫画をやっています。コスプレを通じた人々の交流、友情の誕生、目標に向かう姿、諦めない気持ち、そんなのがドンドン出てきて毎週の更新がめっちゃ楽しみになっています。

最新7巻に掲載されている夏コミ編がとにかく最高に友情で努力で勝利なのでそこまで皆さん駆け上がってください。

年始に公開された69話は王道ラブコメでありながらもラブコメの王道パターンを否定して「0から育てる恋もある」と言い放つところも含めて本当に直球勝負でラブコメに向き合っているそう信じられる作品です。

夕凪に舞え、僕のリボン

男子新体操がない時代、女子新体操の大会に出ることが出来ない凛太郎と仲間の選択には少し感動させられました。家族との物語も主人公の成長物語も最高でそして画面もしっかり読み応えがあって非の打ち所がないと思った。これでデビュー作なので凄すぎる。

うちの師匠はしっぽがない

去年も紹介したのですが、とにかくまずはキャラ設定が可愛いのに上方落語の描写もしっかりしている。まめだの成長譚としてももちろん、個々の細やかなエピソードもしっかり練られていて、落語的な流れの巧さでドンドン読み進められる。最新巻では文狐師匠とまめだの師弟愛が大爆発してて尊さがキャパオーバーしました……

紛争でしたら八田まで

地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合を主人公にした作品。その八田が"チセイ"(知性・地政)を駆使しつつ、ほんの少し体術も駆使してあらゆる問題を解決する進行で、テーマの割にはエンタメ要素の強めになっていて面白かった。コンテキストの説明もそれなりに丁寧でなるほど感があって勉強になる感じで良かったです。オススメは3巻に入っている日本に帰ってきた八田が妹の友人から持ち込まれたレディースの縄張り争いを解決する話で、この作品の根底にある地政学を用いた勢力均衡に関する考え方がシンプルにまとまっていて、まずはこれから読むのもありかも?

魔法少女にあこがれて

魔法少女に憧れる主人公が悪の組織側の幹部になって魔法少女を痛めつける快感に目覚める漫画。主人公がSMという概念に遭遇して自分の気持ちを理解する件とか仲間や魔法少女たちもちょっとずつみんな癖が歪んでいる様子が良い。テンポも良くて読みやすいのでおすすめです。

メダリスト

『メダリスト』はフィギュアスケートに情熱と執念を燃やす2人の物語です。とにかく熱量が半端ない。小学生から始まるという点では『絢爛たるグランドセーヌ』のようにどんどん成長が見れると面白そうだなぁと期待しています。皆さんとにかく読んでください。

友達として大好き

ブコメって稀によく「なんでこのヒロインこんなに盲目なんだろ」「こんな行動実際にするやつ居たらヤバいよな」と思うことがちょくちょくあるんですが、サナコはそう思うような要素もここまでずば抜けているとキャラクターの魅力として昇華されるんだなと思わせてくれる素晴らしいヒロインキャラだなと思った。

その他のオススメ作品

水野と茶山

アフターアワーズ西尾雄太先生の新作。ストーリーも画面もやっぱり上手いし、最後の余韻も良い。『アフターアワーズ』と違って若干荒々しさもある設定だったけど、その荒々しさが生み出す勢いに引き込まれて一気に読んだ。

ケムリが目にしみる

飯田ヨネ先生の作品は↓と合わせて2作とも良作だったので読んでない人には是非触れてみて欲しいです。"女がタバコを吸うこと"を中心に、"女らしさ"、"社会人らしさ"、"姉らしさ"、あらゆる"〜らしさ"と自分で選択することの狭間で悩みながら紫煙をくぐるそんな等身大ストーリーです。最近なんか妙にこういうのが沁みるようになってきました…

今度会ったら××しようか

↑と同じく飯田ヨネ先生の作品です。こちらは『ケムリ〜』とは打って変わってなかなかに拗れた恋愛物語です。余り書くとネタバレになるので、あらすじ読んで気になった人は是非読んでください。

五等分の花嫁(14)特装版

推しの四葉が幸せそうに笑っていたので良かったです。

そのへんのアクタ

作者は『うたかたダイアログ』の稲井カオル先生です。今回も稲井カオル先生の魅力であるキャラクターが生み出す独特な言葉のチョイス空気感とそこからじわじわくる笑いが満載で最高でした。SFチックな世界観がその日常っぽい笑いをさらにシュールにさせています。

純情戦隊ヴァージニアス

これ、もっともっともっともっともっともっと読まれて良いと思っているのは僕だけですか?登場人物が全員最高で、特にイエローのお節介ぶりが最近では大爆発していて、イエローが絡むとなんでもラブコメになってしまうと作中で言われていました。

みかづきマーチ

熱量のある音楽部活マンガです。1巻は大会で演技が始まるところまでなので、是非2巻まで読んでください。初大会の様子や、父や家族との関係性の変化がしっかり描かれていてよかったので。山田先生の初連載作ということで、少し絵が荒削りに感じるところもありますが、そういう部分も含めて、良い初期衝動的な演出として、作品が表現しようとしている世界とマッチしていると思います。

カラオケ行こ!

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

カラオケ行こ! (ビームコミックス)

和山わや先生のマンガはとにかく登場人物たちがチャーミングですよね。この作品も設定はヤクザたちがとにかく下手な入れ墨を回避するために必死にカラオケをしているだけなんですが、台詞回しや伏線の貼り方がめっちゃ上手い。もう笑って読んでいたらすぐ終わってしまいました。

この世界は不完全すぎる

ゲームファンタジー設定を使ったメタものとして面白かった!って言ってしまうとネタバレになるけどまぁいいか。

さよなら私のクラマー(13)

連載は完結したこの作品。とにかく新川直司先生のまっすぐで熱い女子サッカーに向き合う気持ちにあふれていて最高。『さよならフットボール』から『四月は君の嘘』を経て上がった表現力がこれでもかと注ぎ込まれている。ここ最近は日本女子サッカー界への熱がどんどん増していて、色んな登場人物がこの日本の女子サッカーへの愛を熱く語るセリフやそのバトンを繋いでいかないとという意識がドンドン出てくる。憧れや必死さのようなものの表現も多くひしひしと伝わってくる。そんなセリフたちの中でも12巻なんですが、「日本にもまだ知られてないすごいフットボーラーがたくさんいるんだね。あ、でも当然よね、だってこの国はワールドカップを獲った国なんだもの」ってシーンめっちゃ良かった・・・・・・

さよなら私のクラマー - 新川直司 / 47.エモーショナル より

13巻は遂に監督がその熱に絆されて積極的に戦略などを教えてくれる合宿回です。完結14巻も楽しみ〜。

僕の妻は感情がない

絶対に周りが関係性を否定しない優しい世界だとこういう感じになるんだなと思った。

恋は世界征服のあとで

戦隊ヒーローのリーダーと敵の戦闘員リーダーがこそこそ恋愛するマンガです。悪の組織やヒーローも少しずつ深堀りされていて面白い。

刷ったもんだ!

印刷業界を舞台にしたお仕事マンガです。同人イベントあるあるや印刷小ネタも多くて面白くてためになる感じ。キャラも良い。

コーヒームーン

タイムリープものなのであまり書くとネタバレになってしまうんですが、なんでもない日常、いつもどおりの雨、いつもどおりの道がタイムリープと相まってそのいつもどおりの幸せが果たして幸せなのかを主人公に問う。主人公の必死さというかちょっとした狂気っぽさがたまに怖くなる。設定自体はよくあるけど、主人公のキャラクターや世界観とタイムリープの謎とで引き込まれて読める。

パッカ

パッカ(1) (ビッグコミックス)

パッカ(1) (ビッグコミックス)

ヒロインがカッパで、ある事件をキッカケに主人公もカッパになってしまうSF恋愛譚。なんとも言えない距離感と秘密を共有する2人の甘酸っぱいような淡さがめっちゃ良い一方でカッパの設定も面白い。

チ。―地球の運動について―

15世紀のヨーロッパを舞台に『地動説』に出会った少年とその説を秘密裏に紡いできた人々の執念と熱狂がみっちり描かれている。さっき『ひゃくえむ。』の魚豊先生だと気付いて、なるほどと納得しました。

ブクロキックス

ブラインドサッカーを題材にした作品。登場人物も1人1人特徴があるし、それぞれのチームも特徴やストーリーがあって面白い。試合シーンの描き方も上手。

少年のアビス

登場人物たちは皆何かしらに縛られ、それがあるタイミングでその抑圧が決壊して、思いの丈を吹き出す。その姿は美しい発露でもあれば、禍々しい欲望のようなもののダダ漏れで狂っていくようにも見える。良い意味でセカイ系の2020年版のようなストーリーだなぁとも思った。

瞬きより迅く!!

ドジで気の弱い女子高生がひょんなことから伝統空手道と出会うマンガ。キャラも可愛いし、テンポもよくてアクションシーンも見応えがある。ちょっと登場人物が多いというか学校名とか人物が若干覚えきれなくて困っている…

踊るリスポーン

いや〜〜もう狂っているし、ギャグとして面白いし、ちゃんと異常だけどラブコメだし、メタネタも容赦なくぶっ込むしで留まるところを知らないな〜。このまま突っ走り続けてくれ〜〜

キミオアライブ

もっともっと続きを読みたかった!!!!!!!

往生際の意味を知れ!

1巻ではただの異常者に見えた日和も徐々に人間みが見えてきたなと思ったところで、そして3巻ラストの展開よ……

セメルパルス semelparous

要素としての百合が在ることは担保され続けながらもかなりしっかりしたSFアクション漫画に仕上がっています。特に2巻では、主人公の命乃やプロになりタッグを組む様子もお互いに依存を深めていきますし、命乃に対して恋愛意識を持っている同期生なども描かれるのは流石百合姫作品。

まとめ

2020年は少女マンガをあまり読まなかったなという感想があります。読んだのは多分『初×婚』くらいじゃないかなあ。もう少しなんか読みたい気もしてます。冊数としてはコロナの影響もあり結構読めたなという感じで、アドベントカレンダーも書けたし全体的には良かったけど、子のブログで良かったマンガ書くのは積みまくったのでそっちは改善したい。

2021年もいっぱいマンガを読むぞ〜〜!